茶々が来てからしばらく経った頃のことです。少しずつですが、確かに変化がありました。
シュルと茶々、ケージ越しの距離
シュルと茶々を慣れさせるために、最初はケージ越しに、次は違う部屋で、少しずつ距離を縮めていくことにしました。無理に近づけない方がいいとネットで読んで、焦らずやってみようと思いました。
しばらくすると、シュルは2階からあまり降りてこなくなりました。茶々から逃げているのはわかっていたけれど、怒らない子でいてくれることが、何より安心でした。
いつか一緒に寝る姿が見たいな。そう思いながら、焦らず見守ることにしました。

そして、猫らしく鳴いた
スポイドでご飯をあげ続けた日々の先に、その瞬間がやってきました。
茶々が、猫らしく鳴いたのです。
それまでの小動物のような声とは違う、確かに猫の声でした。その声を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。
この子はちゃんと、茶々になっていく。そう感じた瞬間でした。

声を出した後も、茶々はいつもと変わらずでした。こちらがひとり感動しているのをよそに、のんびりと過ごしていました。

目も見えない、耳も聞こえない、それは変わらないけれど。それでも茶々は、どんどん元気になっていきました。顔つきも少しずつ茶々らしくなってきて、見ているこちらも自然と笑顔になっていました。

嗅覚はある。トイレは——これからの話
元気になってきた嬉しさの一方で、トイレの問題だけはなかなか解決しませんでした。
ご飯は匂いで察知してよく食べてくれるので、嗅覚は残っているはずだと思っていました。だったらトイレも、もしかしたら覚えられるんじゃないか。そんな希望を持っていました。
でも実際はなかなか難しくて、先が見えない感じが続きました。これが、これからの大きな課題になっていきました。


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