そして、猫らしく鳴いた——茶々が茶々になっていく

光も音もない世界で |茶々とシュル

茶々が来てからしばらく経った頃のことです。少しずつですが、確かに変化がありました。

shuru

はじめまして。shuruです。
夫と4兄弟、そしてサバトラの成猫・シュル🐈‍⬛と田舎で暮らしています。そんなある日、カラスに襲われ倒れていた茶トラの子猫🐈を保護しました。子猫の名前は茶々です。茶々は視覚と聴覚に障害があり、山あり谷ありの毎日を過ごしています。光も音も届かない世界で生きる茶々と、そっと見守るシュル。そんな日常をありのまま綴っています。

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シュルと茶々、ケージ越しの距離

シュルと茶々を慣れさせるために、最初はケージ越しに、次は違う部屋で、少しずつ距離を縮めていくことにしました。無理に近づけない方がいいとネットで読んで、焦らずやってみようと思いました。

しばらくすると、シュルは2階からあまり降りてこなくなりました。茶々から逃げているのはわかっていたけれど、怒らない子でいてくれることが、何より安心でした。

いつか一緒に寝る姿が見たいな。そう思いながら、焦らず見守ることにしました。

そして、猫らしく鳴いた

スポイドでご飯をあげ続けた日々の先に、その瞬間がやってきました。

茶々が、猫らしく鳴いたのです。

それまでの小動物のような声とは違う、確かに猫の声でした。その声を聞いた瞬間、胸がいっぱいになりました。

この子はちゃんと、茶々になっていく。そう感じた瞬間でした。

声を出した後も、茶々はいつもと変わらずでした。こちらがひとり感動しているのをよそに、のんびりと過ごしていました。

目も見えない、耳も聞こえない、それは変わらないけれど。それでも茶々は、どんどん元気になっていきました。顔つきも少しずつ茶々らしくなってきて、見ているこちらも自然と笑顔になっていました。

嗅覚はある。トイレは——これからの話

元気になってきた嬉しさの一方で、トイレの問題だけはなかなか解決しませんでした。

ご飯は匂いで察知してよく食べてくれるので、嗅覚は残っているはずだと思っていました。だったらトイレも、もしかしたら覚えられるんじゃないか。そんな希望を持っていました。

でも実際はなかなか難しくて、先が見えない感じが続きました。これが、これからの大きな課題になっていきました。

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