茶々が歩いた、2日目の朝——傷だらけの子猫が立ち上がるまで

光も音もない世界で |茶々とシュル

茶々がうちに来た日のことは、前の記事に書きましたが、歩けない、座れない、目も耳も聴こない。そんな茶々と過ごした最初の数日間のことを、今回は書こうと思います。

shuru

はじめまして。shuruです。
夫と4兄弟、そしてサバトラの成猫・シュル🐈‍⬛と田舎で暮らしています。そんなある日、カラスに襲われ倒れていた茶トラの子猫🐈を保護しました。子猫の名前は茶々です。茶々は視覚と聴覚に障害があり、山あり谷ありの毎日を過ごしています。光も音も届かない世界で生きる茶々と、そっと見守るシュル。そんな日常をありのまま綴っています。

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スポイドのご飯が、命をつなぐ

自分ではまだ食べられなかったので、毎日ウエットタイプのご飯をスポイドで口元まで運んで食べさせました。

病院でも食べていたヒルズの回復期ケアの缶詰を1日2〜3回、スポイドに入れて、こぼさないように食べさせたのですが、幸い、喜んで食べました。それだけで十分でした。

目覚めるたびにホッとした

夜は毎晩、茶々を抱っこして寝ました。夜中に何度も目が覚めて、潰していないか焦ったものですが、とても可愛かったです。でも、おしっこやうんちで汚れることも毎日でした。それでも、生きている証拠だと思えばそれだけでよかったのです。

2日目——布団の上で歩いた

うちに来て2日目のことです。

布団の上にそっと置いてみたら、ふらつきながら少しずつ前に進もうとしていました。

たった数歩。よたよたした歩みでした。でも確かに、自分の足で立って動こうとしていました。

「歩いた」——それだけで涙が出そうになりました。

やわらかい布団が茶々を支えてくれたのかもしれません。それからは布団の上がリハビリの場になりました。少しずつ、少しずつ。

茶々のおかげで子どもたちが笑顔だった

不安な毎日の中で、子どもたちは毎日茶々に夢中でした。

「茶々、今日少し歩いたよ!」「目がちゃんと開いてるよ!」

茶々を囲んで笑う子どもたちを見るたびに、保護してよかったと思いました。茶々がいるだけで、家の空気が変わるのです。

子猫の回復する力を信じた

1週間後の通院を控えて、まだ先のことはわかりませんでした。歩けないままだったら、トイレを覚えられなかったら、不安は尽きませんでした。まだ鳴くことも出来ませんでした。

それでも茶々は毎日ご飯を食べてくれました。スポイドを口元に持っていくたびに、ちゃんと食べてくれました。それが、信じる理由になりました。

子猫には、想像できないくらいの回復する力がある。茶々がそれを教えてくれました。


うちに来て2日目、布団の上で踏み出したあの数歩が、すべての始まりでした。

あの小さな一歩から、今の茶々がいます。

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