「助かるかどうかわからない」
退院のとき、獣医さんにそう言われた言葉が、頭から離れませんでした。
これが、茶々がうちに来た日の写真です。
その日の夕方、私は子どもの塾の送迎に出ていました。運転しながら、信号で止まるたびにスマホが気になりました。茶々のこと、シュルのこと、頭の中はずっと、家の中にありました。
ケージの中の茶々
家に連れて帰ってきたのは、パパでした。ケージに入れられて、うちにやってきました。
最初の日は、ケージの中で過ごしました。
茶々は歩けませんでした。頭が腫れていて、目もきれいに開くことができていませんでした。まっすぐ座ることもできなくて、ころんと転がったり、起き上がろうとしてうまくいかなかったり。外に出してみても、やっぱりうまく座れませんでした。
ご飯はなんとか食べさせました。ご飯を食べてくれるということだけが、ほっとするところでした。
📦 このとき使っていたご飯
食いつきがよくて、今も続けているご飯です
トイレはなかなか覚えられませんでした。目も見えず、耳も聞こえない茶々には、場所を覚えることがとても難しいのだと思います。それは同時に、この先も続く大変な日々の、はじまりでもありました。
シュルの、静かな答え
先住猫のシュルが茶々を見てどう反応するか、それが一番の心配でした。
でもシュルは、ケージのそばにそっと近づいて、しばらくじっと見ていました。その後は距離を置いて、ただ静かにしていました。
しばらくのあいだ、茶々が近づくたびにそっと逃げていくばかりでした。

シュルは今まで、一度も茶々を攻撃したことがありません。本気で怒ったことも、たぶんありません。何も言わなくても、わかってくれているのかもしれません。
安心できる場所
退院してからも、茶々は何度も病院に通いました。「助かるかどうかわからない」という言葉が、ずっと頭にありました。
そんな茶々が、私の膝の上でぐっすり眠っていることにとても安心しました。
うまく座れなくて、転がっていた子が、私の膝の上で力を抜いて眠っていることがどんなに嬉しかったか。
茶々へ
目が見えなくても、音が聞こえなくても、茶々は今日も、ご飯を食べて、毛布にもぐって、あたたかい場所でうとうとしています。
私にできることは、その小さな世界を、できるだけあたたかい場所にしてあげること。
ようこそ、茶々。ここが、あなたのおうちだよ。



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