茶々、ようこそ——我が家へ

光も音もない世界で |茶々とシュル
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「助かるかどうかわからない」

退院のとき、獣医さんにそう言われた言葉が、頭から離れませんでした。

これが、茶々がうちに来た日の写真です。

その日の夕方、私は子どもの塾の送迎に出ていました。運転しながら、信号で止まるたびにスマホが気になりました。茶々のこと、シュルのこと、頭の中はずっと、家の中にありました。

shuru

はじめまして。shuruです。
夫と4兄弟、そしてサバトラの成猫・シュル🐈‍⬛と田舎で暮らしています。そんなある日、カラスに襲われ倒れていた茶トラの子猫🐈を保護しました。子猫の名前は茶々です。茶々は視覚と聴覚に障害があり、山あり谷ありの毎日を過ごしています。光も音も届かない世界で生きる茶々と、そっと見守るシュル。そんな日常をありのまま綴っています。

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ケージの中の茶々

家に連れて帰ってきたのは、パパでした。ケージに入れられて、うちにやってきました。

最初の日は、ケージの中で過ごしました。

茶々は歩けませんでした。頭が腫れていて、目もきれいに開くことができていませんでした。まっすぐ座ることもできなくて、ころんと転がったり、起き上がろうとしてうまくいかなかったり。外に出してみても、やっぱりうまく座れませんでした。

ご飯はなんとか食べさせました。ご飯を食べてくれるということだけが、ほっとするところでした。

トイレはなかなか覚えられませんでした。目も見えず、耳も聞こえない茶々には、場所を覚えることがとても難しいのだと思います。それは同時に、この先も続く大変な日々の、はじまりでもありました。

シュルの、静かな答え

先住猫のシュルが茶々を見てどう反応するか、それが一番の心配でした。

でもシュルは、ケージのそばにそっと近づいて、しばらくじっと見ていました。その後は距離を置いて、ただ静かにしていました。

しばらくのあいだ、茶々が近づくたびにそっと逃げていくばかりでした。

シュル

シュルは今まで、一度も茶々を攻撃したことがありません。本気で怒ったことも、たぶんありません。何も言わなくても、わかってくれているのかもしれません。

安心できる場所

退院してからも、茶々は何度も病院に通いました。「助かるかどうかわからない」という言葉が、ずっと頭にありました。

そんな茶々が、私の膝の上でぐっすり眠っていることにとても安心しました。

うまく座れなくて、転がっていた子が、私の膝の上で力を抜いて眠っていることがどんなに嬉しかったか。

茶々へ

目が見えなくても、音が聞こえなくても、茶々は今日も、ご飯を食べて、毛布にもぐって、あたたかい場所でうとうとしています。

私にできることは、その小さな世界を、できるだけあたたかい場所にしてあげること。

ようこそ、茶々。ここが、あなたのおうちだよ。

茶々、腕の中で眠る

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