目も耳も不自由な保護猫の茶々は、うちに来て1年ほどたったいまも、トイレを覚えていません。子猫用のトイレも猫砂も試しましたが、うまくいきませんでした。
そこで「覚えてもらう」のをいったんやめて、部屋にペットシーツを敷き、失敗しても片づけやすい形に変えました。この記事は、トイレができるようになる方法ではありません。まだできていない家で、毎日どうしているかの記録です。

子猫用トイレも猫砂も、うまくいかなかった
茶々は2025年の秋、カラスに襲われて倒れていたところを保護した猫です。退院してうちに来た日から、トイレはなかなか覚えられませんでした。目も耳も不自由な茶々には、場所を覚えること自体が難しいのだと思います。
保護して1ヶ月のころ、子猫用のトイレを買いました。失敗は変わらず続きました。
においが染みつきやすいと聞いて、猫砂にも変えてみました。それでも、あまり変わりません。変わったのは先住猫のシュルのほうで、砂にしたとたん、茶々の子猫用トイレを使いに来るようになりました。シュルにはふだんのデオトイレがあるのに、です。体の大きいシュルは子猫用のトイレに入りきらないのに、そこでしてしまいます。砂は重くて散らばり、片づけも大変でした。仕方なく、砂はやめました。
ご飯はにおいで見つけてよく食べるので、トイレもにおいで覚えられるかもしれない。そう期待していた時期もあります。でも、そうはなりませんでした。
覚えてもらうのをやめて、ペットシーツを敷いた
保護から2ヶ月のころ、犬用のペットシーツをたくさん買ってきて、部屋のあちこちに敷きました。茶々がどこでしても大丈夫なようにしておく作戦です。
そのころの茶々は場所を決めずに、あちこちでしていました。トイレに連れていくより、茶々が歩く場所のほうをトイレにしてしまうほうが、うちには合っていました。
うまくいかないこともあります。茶々は、敷いたシーツの上でなぜか寝ます。そこはトイレなのだけどな、と笑ってしまう毎日です。
病院の先生からは、こう聞きました。猫はきれい好きなので、ふつうは汚れたところでは寝ない。それでも寝るということは、脳にも少し影響があるのかもしれない、と。
いま使っているのは、デオシートのワイドです。吸収する力が高くて、ふわふわしています。
📦 いま使っているペットシーツ
ワイドサイズです
いま敷いているのは、キッチンに2枚、ケージの中に3枚の、合わせて5枚です。1日に、そのうち半分くらいを替えています。
キッチンでは、キッチンマットの上にシーツを敷いています。そこですることが多いので、そのままにしています。それでも結局、どこでもします。

ちょうどトイレをしたところです
失敗したあとの片づけ
茶々を叱ることはしていません。叱ってもしかたのないことなので、気長に付き合うことにしています。
床の掃除には、オシッコ汚れ専用のおそうじシートを使っています。お徳用のバケツごと、いつも置いてあります。
📦 床の掃除に使っているシート
うちはホームセンターで買っています(お店のほうが安いです)
見つけたら、毎回このシートで念入りに拭きます。
うんちも、おしっこを吸ったシーツも、拭いたあとのシートも、全部アイラップに入れて捨てています。もともとはキッチン用のポリ袋ですが、うちでは、これに入れておくとにおいが気になりません。袋が大きくて、ワイドのペットシーツも何枚か入ります。たくさん入るので、使いやすいです。毎回使っていて、シュルのトイレの片づけにも同じものを使っています。
📦 片づけに使っているポリ袋
キッチン用の袋です。うちはふだん、お店で買っています
汚れるのは床だけではありません。保護したばかりのころは、茶々の体も毎日のように汚れました。お風呂に入れて、汚れた洗濯物を洗う。その繰り返しでした。いまでも、粗相でよく汚れてしまいます。
お風呂では、ずっと同じ、泡で出てくるシャンプーを使っています。無香料のものですが、洗い上がりの茶々はふわふわで、いいにおいがします。そのときの話は、茶々、初めてのお風呂——ずぶ濡れでもかわいかったに書きました。
📦 茶々のお風呂で使っているシャンプー
泡で出てきます。洗い上がりがふわふわになります
夜と留守番のあいだ
シーツを敷いても、目を離す時間は心配が残ります。保護して間もないころは、夜と出かけるときだけ、ぬいぐるみを並べた手作りの囲いに入ってもらっていました。うちにケージがなかったからです。
2ヶ月を過ぎると、茶々はその囲いを飛び越えるようになりました。そこで子どもが、シュルが使っていた3段ケージを分解して、茶々用に作り直してくれました。
📦 もとになった3段ケージ
うちで使っているケージです。茶々用に作り直しています
家族が出かけるときも、なるべく誰かひとりが家に残って、茶々のそばにいるようにしています。誰もいなくなる時間は、変わらずこのケージです。中にはペットシーツを3枚敷いています。
寝るときは、必ずケージです。赤ちゃんのころはよく寝ていたので、囲いの横で私が一緒に寝ていました。いまは夜にうろうろするので、ケージに入ってもらって、その横で私が寝ています。夜中にうんちをしたらシーツを替えて、鳴いたらご飯をあげます。痙攣が起きたときに、すぐ起きられるようにもしています。

下にシーツを敷いています
1年たって思うこと
シュルは、子猫のころからトイレを一度も失敗したことがありません。同じ家にいても、茶々とはまったく違いました。
うちは、トイレを「できるようにする」ことを目標にするのをやめました。かわりに、汚れてもすぐ片づく部屋にしています。茶々のトイレは、いまも解決していません。それでも茶々は毎日よく食べて、自分のペースで歩いています。
同じような猫と暮らしている方の、ひとつの例になればと思って書きました。
茶々の物語は、こちらに書いています
トイレと痙攣に悩んでいた、保護1ヶ月のころの話です。
保護して1ヶ月——トイレと痙攣、まだ続く二つの壁
シーツの上で寝てしまう茶々と、ぬいぐるみの囲いの話はこちらです。
あっという間に大きくなった——膝の上の、幸せな時間


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