うちの先住猫・シュル(サバとらの大人の猫)は、とにかく毛が落ちます。どこにいても、毛が残ります。黒い服は、もうほとんど着られなくなりました。
どうにかしたいと思って、抜け毛対策の道具を4つ買い、しばらく使ってみました。ファーミネーター、ライオンのペット用柔軟剤、一毛打尽(いちもうだじん)、楽天で買った1,000円の毛取りブラシです。
並べてみると、4つは毛を止める場所がちがいました。猫の体から落ちる前、布に付く前、布に付いた後。この記事もその順に書きます。取れた毛の重さは量っていないので、使ったときの様子と写真でお伝えします。
うちでの結論を先に
| 道具 | 向いている場面 | 毛が飛ぶか・値段 |
|---|---|---|
| ファーミネーター | 猫のブラッシング | 飛ばない・4,599円 |
| ペット用柔軟剤 | 猫の布ものの洗濯 | ―・2本1,510円 |
| 一毛打尽 | 座布団・ソファー | 飛ばない・873円 |
| 1,000円ブラシ | 布と猫を1本で | 飛ぶ・1,000円 |
※値段は、うちが楽天で買ったときのものです。4つとも送料無料でした。お店や時期で変わります。
落ちる前:ファーミネーター
抜けかけの毛を、猫の体から落ちる前に取るブラシです。うちは中〜大型猫の短毛用を選びました。同じお店のページで、長毛用も選べます。4つの中ではいちばん高いので、予算をおさえたい人には向かないかもしれません。
シュルに使うと、毛が飛ばずに、刃のところにまとまって付きます。

目も耳も不自由な保護猫の茶々にも使えています。2匹とも、ブラッシングの途中で逃げていくことはあります。それでも、そこまで嫌がっている様子ではありません。これはシュルと茶々の場合で、猫によって反応は違うと思います。

使いすぎると皮膚を傷めることがある、という話を読みました。うちは週1〜2回、1回5分と決めて、時間を計って切り上げています。毎日たっぷりブラッシングしたい人には、向かないと思います。
買う前に気になったのが、偽物の話でした。数が多いとのことです。正規品は日本語のパッケージで、シリアルナンバー(製品ごとの番号)が入っているそうです。相場は3,000〜6,000円ほどとのこと。極端に安いものは、買う前にお店とパッケージを確かめると安心です。
付く前:ペットの布製品専用柔軟剤
ライオンの「ペットの布製品専用 抗菌仕上げ柔軟剤」です。猫に使うものではなく、洗濯のときに使います。
メーカーの説明は「静電気防止効果でハウスダストや毛の付着を防ぐ」というところまで。猫の毛が付かなくなる、とは書かれていません。毛がまったく付かなくなることを期待している人には、向かないかもしれません。
洗ったのは、茶々のシーツと、貝の形のベッド、寝床に敷いているマットです。洗いあがりは意外にふわふわ、サラサラで、いい匂いでした。毛が付きにくくなったかどうかは、まだ比べられていません。
貝の形のベッドが茶々の寝床になったころの話は、退院から10日間——ここが、茶々の場所になったに書いています。
付いた後:一毛打尽と1,000円ブラシ
布に付いてしまった毛を取る道具は、2つ買いました。同じ長座布団で、何回か使い比べています。
一毛打尽
長座布団の上を、軽く10回ほどなでただけです。シュルの毛がふわっとした塊になって、ごっそり取れました。まわりに飛び散ることもありません。

何回か使ううちに、布によって差があることも分かってきました。素材によっては本当によく取れます。ただ、どの布でも同じように取れるわけではありませんでした。
メーカーは「リアライズ」という会社で、発泡ラバー(細かい泡のような凹凸があるゴム)の表面で、繊維の奥の毛をかき出す仕組みだそうです。
布専用なので、猫の体には使いません。服の毛は、テープ式のコロコロのほうが手軽で向いていそう、というのが今の感想です。黒い服のことは、まだ解決できていません。
1,000円の毛取りブラシ
金属の細かい歯が並んだ、赤い持ち手のブラシです。同じ長座布団で使うと、こちらもよく取れました。

気になったのは、取るときに毛が飛ぶことです。毛を散らしたくない場所には向きません。使うなら、あとで掃除機をかけやすい場所のほうが気が楽だと思います。
このブラシは、猫に直接も使えます。一毛打尽にはない良さでした。ただ、猫に使うときもやはり毛は飛びます。金属の歯なので、猫に当てるときは力を入れすぎないほうがよさそうです。
名前が紛らわしいので書いておくと、商品名に「ファーミネーター」という言葉が入っていますが、上で紹介した正規のファーミネーターとは別の商品です。
2つとも、長座布団の毛はよく取れました。差が出たのは、毛が飛ぶかどうかと、猫に使えるかどうかです。布の毛取りだけなら一毛打尽、猫にも使いたくて道具を増やしたくないなら1,000円のブラシ。うちではそう分けています。
迷ったら
4つ使ってみて、1,000円のブラシ以外は、どれも「買ってよかった」と思っています。ファーミネーターと、柔軟剤の洗いあがりは、ここまでいいとは思っていませんでした。
どれか1つに決めるのは、むずかしいです。3つとも、毛を止める場所がちがうからです。迷ったら「いちばん困っている場所」で選ぶのがいいと思います。
- 座布団やソファーに毛がたまって困っている → 一毛打尽
- 猫をなでるたびに毛が舞って困っている → ファーミネーター
- 洗濯物に毛が付くのを少しでも防ぎたい → 柔軟剤
シュルと茶々は、相変わらず、よく寝てよく食べています。毛も、相変わらずよく落ちます。
同じように猫の毛で困っている人の、少しでも対策になればうれしいです。
シュルと茶々のお話は、「ふたりの物語」から読めます。


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